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おくちでたべるドットコム

昭和大学歯科病院 口腔機能リハビリテーション科

local_offer第3回東日本大震災支援チャリティー摂食嚥下講習会の報告

嚥下障害の臨床のコツをつかめ!!―頸部聴診法から口腔機能改善装置まで―

平成25年8月18日(日)
講師:高橋浩二
   (昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔リハビリテーション医学部門 教授)
   横山 薫(同 講師)
   武井良子(同 言語聴覚士)

東日本大震災チャリティー摂食嚥下講習会も今年度で3回目を迎えました。本講習会の参加費は、材料費などの運営費を差し引き、東日本大震災支援のために81万円(東日本大震災摂食嚥下支援チーム<代表 日本嚥下理学会理事長 藤島一郎先生>に71万円、岩手県言語聴覚士会後援摂食・嚥下講習会<主催 佐藤誠一先生>の補助に10万円)を寄付することができました。

今回の講演会も盛りだくさんな内容となりました。
高橋教授による「嚥下障害に対する当科の取り組み」では、当科独自に行っているVF検査、VE検査の検査時状況画像ならびに嚥下時産生音の同時記録システムの紹介や、入院下での集中訓練、バイオフィードバック法の応用、昭大式嚥下法等について講演しました。横山講師による「頸部聴診法」では、音に関する基礎知識から参加者相互での頸部聴診実習まで、頸部聴診について深く掘り下げた内容を嚥下内視鏡検査のライブ実演を交えて講演しました。武井言語聴覚士による「摂食嚥下障害患者に対する口腔機能改善装置について」では、口腔機能改善装置の効果についてのEBM、歯科医師と言語聴覚士のとの連携などについて講演しました。

参加者は、北は北海道から、南は沖縄まで128名もの方々にご参加いただきました。講演終了後の質疑応答では様々な職種の方からたくさんのご質問をいただき、大盛況のうちに講演を終了することができました。今回の講習会の内容が参加者の方々の臨床の現場に少しでもお役に立てればと思います。
最後になりましたが、今回いただいた参加費を東日本大震災の被災地支援のために寄付させていただきました。参加者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

高橋浩二教授 講習会場の様子 VE検査の検査時状況画像など

参加者内訳(職種:受講者数)
歯科医師:52 / 言語聴覚士:41 / 歯科衛生士:14 / 管理栄養士:7 / 看護師:4 / 理学療法士:2 / 作業療法士:2 / 医師:2 / 准看護師:1 / 薬剤師:1 / 学生:1 / その他:1 
計:128

報告者 古屋七重