ホームお知らせ一覧第5回 口腔リハビリテーション科主催 講習会を終えて
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第5回口腔リハビリテーション科主催の無料講習会が平成18年2月9日(木曜日)18時30分より昭和大学歯科病院第2臨床講堂で開催されました。今回の参加者は37名(言語聴覚士12名、歯科医師8名、看護師7名、歯科衛生士6名、理学療法士2名、その他2名)でした。
今回は、昭和大学歯科病院 歯科衛生室 日山邦枝士長より、「摂食嚥下障害患者への口腔ケア」について講演をしていただきました。長年の経験に基づいた実践的なお話で、明日からの臨床にすぐに使える情報満載と大好評でした。特に後半に行った実技講習では、患者役の先生をモデルに、脱感作の方法、スポンジブラシを使用する時の水の含ませ方、ブラシのあて方、動かす方向などなど、細かくご指導いただきました。ブラシを動かす方向を一つ間違えると、患者さんにとってつらいケアになることがわかり、専門知識を得ることの大切さを実感しました。
【アンケート結果は、以下の通りです。】
- 講習会はためになったか。
- 非常にためになった 14名
ためになった 17名
どちらともいえない 1名
あまりためにならなかった 2名
全くためにならなかった 0名
- 講習会の時間
- 短い 0名
やや短い 2名
ちょうどよい 31名
やや長い 0名
長い 0名
- 口腔ケアにかかわっているか
- はい 15名
いいえ 8名
今後関わる予定 10名
- 今後希望されるテーマ
- 機器(VF/VE)を用いない評価法
具体的な摂食嚥下障害の訓練法
口腔ケア(癌患者さんへの対応、開口困難な患者さへの対応、舌苔の除去法、上手な吸引法など)
重度認知症患者さんの口腔内管理
摂食嚥下障害の個々の症例検討
- 感想など
- 講義・実技演習については、わかりやすいという感想をたくさんいただきました。特にスポンジブラシについては、『「使い方」ひとつでケアが進まなくなることを実感した。』や『細かい経験上得たテクニックなどを教えていただき、とても参考になりました。』などの感想をいただきました。
一方、もっと専門的な知識を学びたいというご希望もあり、このテーマについては継続してゆきたいと思います。
今後の講習会の運営について、必要経費を若干頂戴するという「有料化案」については、賛成というご意見をいただきました。皆様のご希望に沿ったテーマを選択しながら、今後とも継続的に開催したいと思いますので、是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。
文責 綾野・山下
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